ACE COMBAT ZEROでF-16XL+BDSPという装備で飛んだのですが、BDSPという特殊兵装の性質を完全に誤解していたことに気付かされました。
(ちなみに、ACE COMBAT ZEROのプレイ記録はリアルタイムで公開していないので、かなり未来の話に見えるはずです。え、なぜリアルタイムに公開しないのかって? 飛べない日もあるけど、何も出さない日を作りたくなかったからです)
さて、BDSPの誤解は、そのままACE COMBAT 5へも波及します。
ACE COMBAT 5で飛んでみると、確かに誤解があったことが分かりました。
そして、それは単なる誤解というだけでなく、素晴らしい可能性を示していることが分かりました。そのアイデアのメモを書きます。
対象 §
BDSPつまり小弾頭ディスペンサーです。
BDSP装備機 §
ACE COMBAT 5ではTND-GR.1のみです。
BDSPの特徴 §
対地特殊兵装です。
無誘導です。
帯状の範囲にダメージを与えます。
速度と投下する距離により、広範囲に小ダメージ、狭範囲に大ダメージを選択できます。
発射の瞬間、前方に全弾を投げ出すような形で投射されるため、発射直後に進路を変えて問題ありません。
BDSPがSODより良さそうに思える理由 §
ロックオン対象が上手く選択できないACE COMGBAT 5では、無誘導という特徴は文句なく長所に数えられます。誘導されるSODよりも好ましいと言えます。
また、かなりの広範囲を一気に殲滅できます。逆に一点集中で使えば、与えるダメージを増やすこともできます。このような特徴を持つのは、他にはRCLぐらいしかないでしょう。SODでは真似ができません。
BDSPが素晴らしい他の理由 §
帯状の範囲にダメージを与えるため、一列に並んだ地上目標との相性が良いと言えます。帯の幅もけっこう広いです。実際に一列に並んでいるケースは多いため、これは好ましい特徴です。
発射後、すぐに反転離脱できるので、敵機に狙われながらの投弾も安心して実行できます。
BDSPが効果を発揮する具体例 §
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』の要塞内で待機している6両の敵車両は、通路の左右に3両ずつ並んで待機しています。通常、ロックオン対象になる前に機銃で撃破して殲滅するわけですが、1回飛び抜ける間に確実に3両ずつ撃破できないことも多く、けっこうスリリングな飛行になります。しかし、BDSPを使えばスマートに処理できます。無誘導なので、ロックオン対象になる前でも問題なく投弾でき、しかも一列に並んでいるので、帯状の効果範囲を持つBDSPとの相性もバッチリです。
BDSP活用上の問題点 §
BDSPを使う上で最大の問題は、それを装備している機体がさほど能力が高くないTND-GR.1のみということです。
とはいえ、TND-GR.1もけして悪い機体ではありません。空戦に向きませんが、地上をチマチマと銃撃するような使い方では素晴らしい快適さを発揮してくれます。
あえてTND-GR.1込みで楽しんでみるのも「あり」でしょう。
なぜ気付くのに遅れたのか §
TND-GR.1というのは、ある意味で盲点となる機種です。発展形の機種が3つもあり、その中で特にTND-GR.4はストレートにTND-GR.1の発展形と位置づけられます。TND-GR.4を手に入れてしまえば、あらためてTND-GR.1に乗る必要もないか……という気持ちにもなるでしょう。それによって、特殊兵装のBDSPに注目する機会が減ったのかもしれません。
検証飛行 §
一応、ACE COMBAT 5で検証飛行を行っています。
MISSION 16B『砂漠の電撃』 §
TND-GR.1+TYPHOON×3
空挺戦車出現位置近くに出る4両の戦車を、BDSP投下1発で全滅させることができたのは、「おおっ!」という嬉しい気持ちになりました。
とはいえ、空港周辺を攻撃中に、うっかりSAMに落とされてしまいました。リトライせず。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』 §
TND-GR.1+TYPHOON×3
待ち伏せの6両をBDSPで始末できるか確認のために開始。
実際、問題なくできました。優れた低速低空銃撃能力と相まって、スムーズ&快適でした。
MISSION 11A『報復の連鎖』 §
TND-GR.1+TYPHOON×3
移動する敵車両群には低空から狙ってBDSPを投下して殲滅。複数の敵車両が一気に消えてなくなるのは爽快です。